
■散水ノズルはそもそも必要?使用するメリット

■散水ノズルの種類

スティック型はノズルが縦に伸びたストレートタイプで、握りやすく、先端部分を回すことで水の広がりを調整できます。手元のグリップから、噴出パターンをワンタッチで切り替えたり止水したりすることが可能です。

ピストル型は散水ノズルの主流タイプであり、グリップを握ってレバーを引くことで放水します。手元のグリップ部分に調整ダイアルやボタンが付いており、噴出パターンや水流を調整することが可能です。

長さ
ノズルの長さは、コンパクト型とロング型の2種類あり、スティック型とピストル型がコンパクト型に分類されます。
コンパクト型は、ノズル部分が手のひらサイズなので、片手で持ちやすいのが特徴。使用しないときの収納に場所を取らず、手入れも簡単なので初めての散水ノズルにピッタリです。
ロング型はノズルに長い柄がついているため、離れた場所に水をまくのに適した長さ。外壁や屋根など、手の届きにくい場所の清掃におすすめです。価格はロング型のほうが若干高く、さまざまなシチュエーションで使えるコンパクト型の方が人気な傾向にあります。初めて散水ノズルを購入する方には、万能型のコンパクト型がおすすめですが、水まきの頻度や用途と相談して選ぶのがベストです。
水流には、ストレート、シャワー、ジョロなどがあり、シチュエーションに合わせた噴出パターンを選べます。

ストレートはジェットとも呼ばれ、高水圧による水の勢いで遠くの場所や頑固な汚れを落とすのに最適です。
シャワーは文字通りシャワーのように散水するタイプで、広範囲をカバーできるので庭や広い場所での水まきにおすすめ。水流を霧のように細かくしたミストタイプもあり、こちらは植物などの傷をつけたくないところへの水やりに適しています。
ジョロは水圧が弱く、ジョウロのようになだらかに水をまくタイプ。人の多い場所や狭い場所での水まきなど、水の勢いを抑えて穏やかに水をまきたい状況に適しています。
素材
散水ノズルを選ぶ際、使用している素材も外せないポイントです。一般的にはプラスチック素材が幅広く使われていますが、水まきの頻度や使用するシーン次第ではノズル本体の耐久性を重視しなければいけません。
衝撃や腐食によってノズルが破損する心配がなく、長持ちさせたいのであれば金属製の散水ノズルがおすすめです。ステンレスや青銅など、メタルボディのノズルは価格が若干高くなりますが、買い替えの手間や出費を抑えて長く使用できます。
プラスチック製は、金属製に比べて耐久性に劣りますが、片手でも負担を感じさせない軽量で価格も安価なものが多くコスパが高い傾向です。しかし、安価で重量も軽いので思いものを持てない方にも使いやすい反面、衝撃に弱く壊れやすいのがデメリットです。
金属製は、衝撃やサビに強く耐久性が高い一方で、重量があってプラスチック製より若干価格が高い傾向があります。相場的に価格差が大きくはないので、よりメリットを感じる素材を選んでも良いでしょう。
■散水ノズルがあると便利なシーン
散水ノズルは、広範囲に水をまき、噴出パターンや水流を簡単に調整できる機能性の高さから水まきが楽になります。
例えば、広い範囲に水をまきたいなら、散水ノズルなら片手で水圧や噴出パターンを調整できるので非常に便利です。ノズルに止水ボタンのあるタイプなら、移動のたびに蛇口の場所まで開閉する手間がありません。
ホースやジョウロで水まきをする場合、水道の開け閉めや水の補給をするために、蛇口までの移動をわずらわしく感じた経験をした人も多いのではないでしょうか。
散水ノズルなら、グリップ部分で水流調整や水の開閉作業がワンタッチで完結でき、時短作業で水まきの効率が上がります。散水ノズルを使うだけで、水の形状や水流の強弱を片手で切り替えでき、面倒だった水まきがストレスフリーで快適になるでしょう。


高い箇所の掃除
壁や高いところを清掃する場合も、散水ノズルが活躍するシーンです。水が届きにくい高所や側溝などの狭い場所を清掃する際、ロング型の散水ノズルなら手の届かない離れた場所まで水をまけます。自分の身長より高い外壁や屋根の上を掃除する場合は、長い柄のついたロング型なら洗浄もスムーズです。
汚れが激しい場所は、水圧の強いストレートに切り替えてもいいかもしれません。
