
■デッキブラシの特徴とメリット・デメリット
デッキブラシとは、ブラシに長い柄がついており、擦って汚れを落とす掃除用具です。もともとは船のデッキを掃除するためのツールでしたが、現在ではコンクリートやタイルの清掃など、さまざまな用途に使用されています。
デッキブラシの大きな特徴は、柄があるので立ったままで広い範囲を掃除できる点です。手が届かない高さがある場所もラクに掃除できます。
デッキブラシのメリット
1.掃除時間を短縮できる
デッキブラシには柄が付いているので、広い範囲を一気に掃除できます。手でブラシを使うのに比べて、大幅に掃除時間を短縮できます。
2.体に負担がかからない
デッキブラシは、立ったままで掃除ができます。腰をかがめたり座り込んで手を大きく動かしたりする必要がないため、体に負担をかけず、楽に掃除できます。
3.腕力が弱い方でも汚れを落とせる
デッキブラシはブラシ部分の強度があり、体重をかけてこすることができるので、腕力が弱い方でもしっかりと汚れを落とせます。泥や苔などの落ちにくい汚れの掃除に適しています。
デッキブラシのデメリット
1.サイズが大きい
デッキブラシは柄がついているので、長さがあります。ヘッド部分にもある程度の大きさがあるため、収納スペースが必要です。重さはあまりありませんが、サイズから運ぶのが難しいかもしれません。
また、不要になった際はサイズや地域によって粗大ごみとなるケースがある点にも注意が必要です。
2.細かい場所の清掃には向かない
デッキブラシは、広い範囲の清掃に向く清掃道具です。一般的には、ヘッド部分が入りにくい隙間の清掃には向きません。
また、ヘッド部分の形状によっては、隅をきれいにすることは難しいため、ほかの清掃道具を使ったほうが効率的なケースもあるでしょう。
■デッキブラシを使う場所と使用方法
デッキブラシは屋外をはじめ、様々な場所で使えます。業務用では頻繁に使用場面を見かけるものの、家庭ではどのように使えるのかよくわからない方もいるかもしれません。
ここでは、具体的にどんな場所やシーンに使えるのかご紹介します。
ただし、掃除をする場所の材質によっては、ブラシで擦ることにより傷をつけてしまうことがあるため、使える場合と使えない場合があります。使用の際は注意してください。
デッキブラシを使う場所
【ベランダの掃除】
デッキブラシは、ベランダの泥や汚れ、苔などを擦って落とせます。基本的には水を流しながら使いますが、集合住宅の場合は水が使えないケースもあるので使用可否を確認しておきましょう。
また、表面加工によってはブラシで擦るのが適さない場合もあるので注意してください。
【玄関やガレージの掃除】
玄関やガレージの床は泥や砂などで汚れるので、デッキブラシを使って清掃します。玄関タイルのような目地に汚れが溜まりやすい所も、ブラシでしっかり擦ることで汚れを落とすことが可能です。
【ウッドデッキの清掃】
ウッドデッキの日常清掃はほうきを使いますが、固まってしまった泥汚れなどはデッキブラシで擦り落とすことが可能です。ただし木材のため、傷を付けないように柔らかい素材のデッキブラシを選ぶ必要があります。
【外構・エクステリアの清掃】
外構やエクステリアのコンクリート部分の清掃にも、デッキブラシがおすすめです。床以外にも、ブロック塀についた雨の跡や苔・カビは、早い段階であればブラシでの擦り洗いで落とせます。
【風呂などの床掃除】
デッキブラシは、屋外の清掃だけでなく、風呂やトイレなど屋内のタイル部分の清掃にも使用できます。洗剤を使った掃除も可能です。
デッキブラシの使い方
しかし、水を使って擦るだけでなく、乾いた状態でそのまま擦ることもできます。
タイルなどの目地に挟まった細かな小石やゴミを取り除いたり、水撒きができない場所でほうき代わりに使用したりすることも可能です。
また、デッキブラシに雑巾を付ければ、簡易的にモップのように使うこともできます。手が届かない部分の拭き取りなどにも便利です。

■デッキブラシの選び方

ここからは、どのような点に着目してデッキブラシを選んだら良いかご紹介します。
ただし、短すぎると床面の清掃の場合腰を曲げなければならず、体に大きく負担がかかるため注意してください。
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