
YouTubeでダイエットにまつわる発信をするayahare(あやはれ)さんは、特別な運動はせず、2ヶ月で10kg減量した経験を持ちます。その食生活の鍵となるのが「行動する度に1口水を飲むこと」と「食事にスープを取り入れること」。
今回の記事では、身近な食材で簡単に作ることができる4つのスープレシピを教えていただきます。食欲を抑えたい方、体調を整えたい方にもおすすめです。どうぞ浄水を活用してお試しください!

料理初心者や手間ひまを省きたい方におすすめ!マグカップにお湯を注ぐだけの「マグカップスープ」
腸活にもおすすめ
「切り干し大根のスープ」

食物繊維がたっぷり摂れる、腸をキレイにしてくれるマグスープです。使うのは、保存もしやすい乾物の切り干し大根と乾燥わかめ。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があるのですが、この2つが組み合わさることで便通の改善にも役立ち、腸内環境を整えるといわれます。切り干し大根にはとくに不溶性食物繊維が、乾燥わかめには水溶性食物繊維が多く含まれています。お湯を注ぐとかさが増えるので満足度も高く、味の組み合わせとしてもおいしいですよ
<材料(1人分)>
水 150ml
切り干し大根 5g
乾燥わかめ 大さじ½
調味料(顆粒和風だし、しょうゆ) お好みの量
トッピング(梅ぼし½個) あれば
<作り方>
① 水150mlを沸騰させる。
②マグカップに水洗いした切り干し大根、乾燥わかめ、顆粒和風だし½、しょうゆ小さじ½を入れる。
③お湯をマグカップに注ぎ、混ぜたら完成。あれば梅ぼしをのせる。

フワフワ食感にほっとする
「卵スープ」

たんぱく質豊富で、いろんな食べ方ができる卵はダイエットの味方です。作り方のポイントは、マグカップの中の卵をかき混ぜながら回転させた状態で、なるべく高いところからお湯をそそぐこと。こうすることでフワフワの卵になる確率が上がります。ただ、お湯が跳ねたりこぼしたりすると危ないので、気をつけて調理してくださいね。
<材料(1人分)>
水 150ml
卵 1個
調味料(顆粒コンソメ、塩、胡椒) お好みの量
トッピング(粉チーズ、乾燥パセリ) あれば
<作り方>
① 水150mlを沸騰させる。
②マグカップに卵、顆粒コンソメ小さじ½、塩・胡椒少々入れ、よくかき混ぜる。
③お湯150mlをマグカップに注ぎ、少し高めの位置から勢いよくお湯を注ぐ。20秒蓋をしたら完成。あれば、粉チーズと乾燥パセリをのせる。

メインのおがずにもなるお鍋で作るダイエットスープ
食べ応えのある簡単つくね
「白菜と鶏つくねのスープ」

今回は白菜を使いましたが、野菜は旬の葉野菜や冷蔵庫に余っているものを入れてもおいしいです。鶏つくねはたんぱく質が摂れますし、むね肉ならもも肉よりも低カロリー。お好みで選んでください。生姜や長ねぎなどの香味野菜は、夏バテ気味だったりお疲れのときにも食欲を補ってくれます。
<材料(1人前)>
水 250ml
鶏ひき肉(むね肉がおすすめ)100g
白菜 大きめ1枚(80g)
長ねぎ 1/4本
調味料(しょうゆ、鶏ガラスープの素、生姜チューブ、塩、胡椒)お好みの量
トッピング(いりごま、ごま油)あれば
<作り方>
1. 白菜は、2cm幅にざく切り。長ねぎは、細かく刻んでおく。
2. ボウルに鶏ひき肉80g、刻んだ長ねぎ、生姜チューブ2cm、塩・胡椒少々を入れてよく混ぜ合わせ、4等分にして丸めておく。
3. 鍋に水、しょうゆ小さじ1、鶏ガラスープの素小さじ1、生姜チューブ2cmを入れ、軽く混ぜ合わせたら、2の肉だねを入れて火にかけ、蓋をして2分煮る。
4. 白菜を加え、さらに2分煮たら器に盛り付ける。長ねぎ、お好みでいりごま、ごま油をかけたら完成。

パンチのある味わいがくせになる!
あさりとツナの純豆腐

あっさりとしたメニューが増えがちなダイエット期間。私はときどきパンチのある味わいを食べて、楽しく続けられるように工夫していました。このスープはキムチの辛味や酸味が効いて、体も温まります。豆腐を使うことで、低カロリーだけどたんぱく質が摂れるところもポイント!
<材料(1人前)>
水 200ml
あさり水煮缶 1/2缶(70g)
ツナ水煮缶 1/2缶(35g)
キムチ 50g
にら 4束
長ねぎ 1/4本
豆腐(お好みのもの) 150g
調味料(みそ、オイスターソース) お好みの量
<作り方>
1. にらは3cm幅にざく切り。長ねぎは斜め切り。豆腐は1口大に切る。
2. 鍋に水、あさり水煮缶、ツナ水煮缶、キムチ、オイスターソース小さじ1を入れ、2分煮る。
3. 2に豆腐、長ねぎ、にらを加えて蓋をして1分煮る。火を止め、みそ小さじ1を加えて混ぜたら完成。

ダイエットにスープがおすすめの理由!
――「行動する度に1口水を飲む」を習慣づけるべく、1日に2Lのお水を飲むことを目標にしたそうですね。最初から2L飲み切ることはできましたか?
ayahareさん(以下、ayahare) いえ、ダイエットを始めた最初の頃は、2Lのお水を飲み切るのはきつかったです。そこで、好きなおかずの一つでもある温かいスープを食事に取り入れて、水分摂取量を上げることにしました。
――スープがお水を飲むための手段だったんですね。スープを食生活に取り入れて感じたメリットを教えてください。
ayahare 一つめが、スープを飲むとお腹も心も落ち着くこと。食事をするときにスープから飲むようにしてみたら、早食いの私が驚くほど落ち着いて食事できるようになったんです。空腹で早る気持ちをスープが満たしてくれて、冷静になれるんだと思います。

二つ目が、必要以上の食欲が抑えられること。一食で飲むのはだいたい150〜200ml、スープカップ1杯程度ですが、温かく消化によいスープを食べると食事の満足度が上がります。
三つ目が、食物繊維をしっかり摂れること。腸内環境を整える意味でもダイエット中は積極的に食物繊維を摂りたいのですが、おかずのみだと料理が苦手な私には難しい。でも、スープなら、好きな野菜を入れるだけで大体おいしくなりますし(笑)、煮ることで消化もよくなるんです。
――今回教えていただいたスープは、どのようなものですか?
ayahare 料理初心者や手間ひまを省きたい方におすすめの、マグカップにお湯を注ぐだけの「マグスープ」。そして、バリエーションが広がる「お鍋で作るスープ」です。
私はそもそも料理が苦手だったこともあり、洗い物を減らしたくて「マグスープ」から作り始めました。だんだん慣れてきてお鍋でも作るようになると、冬場はスープを具沢山にすれば、スープだけでも満足する日もあったりして! お鍋のほうが使える食材は増えるので、レシピの幅が広がります。その日の気分や料理にかけられる時間などで、無理せず続けられるほうを作ってみてください。
――スープ作りに便利な食材は?
ayahare ベースとなる味付けは、顆粒和風だし、顆粒コンソメ、顆粒鶏ガラだしの3つ。これさえあれば味が決まりますし、食材を変えるだけでいろんなスープが楽しめますよ。
食材は、食物繊維豊富で低カロリーでおいしい出汁も出るきのこ類は万能食材です。種類はなんでもOKですが、ぶなしめじはクセもなくて使いやすいです。

――4つともスーパーなどで手に入る食材で、気軽に作れそうなレシピですね。最後に、みなさんへメッセージをお願いします。
ayahare ダイエットは、習慣が全てだと思います。毎日歯磨きをするように、当たり前に落とし込むことが大事。もちろんそれは簡単なことではありませんし、大変ですが、おかげで今の私は夜ベッドで後悔して嫌な気持ちになることがなくなりました。
スープを食生活に取り入れることも、なるべく手間ひまかからず、おいしければ、きっと習慣になるはず。どうぞ気になったものから試してみてください。
教えてくれた人
ayahareさん
あやはれ
2020年4月、コロナ禍にダイエットを決意し、2ヶ月で-10kg(163cm/58kg→48kg)を達成。2021年1月からダイエットレシピを中心に、YouTubeへ投稿を始め、『ayahare diet』の登録者数は64.1万人(2025年7月現在)。著書に『ayahare式やせるつくりおき手帖 季節の味でらくちん夜ごはん』がある。
Youtube-ayahare diet
