“腸活の女王”の愛称をもつ加治ひとみさん。腸活とヘルシーなライフスタイルで磨き上げた彼女の美しいボディスタイルに憧れを抱く女性が急増しています。今回はそんな加治さんのバスタイムにクローズアップ。お風呂と美しさの関係に迫ります。
加治ひとみ(かじ・ひとみ)さん
モデル、タレント。1987年生まれ。2016年に歌手としてデビューした後、長年続けている腸活やフィットネスで鍛え上げたしなやかなボディが、数々の女性誌に取り上げられ大きな話題に。美腸プランナー、ナチュラルフード・コーディネーターの資格を持ち、2022年12月には予約数年待ちという自律神経の名医・小林弘幸医師と「自律神経×腸活」のアプローチで『かぢ習慣』を共著で出版。
入浴で翌日の自分のために心身をリセット
――最近、ますます活動の場を広げていらっしゃいますが、忙しい毎日を送る加治さんにとって、バスタイムはどのような時間なのでしょうか。
加治さん(以下、加治) バスタイムは、ただ身体を洗うだけでなく、心もリラックスするためのものだと思っています。一日の疲れを癒して、翌日の自分のためにリセットする時間です。言い換えれば、自分の心と身体のご機嫌取りをする時間という感じ。大人になった今だからこそ、そんな時間を大切にしていかなきゃと思うようになりました。
――しっかりリラックスしたいということは、湯船派ですか。
加治 はい、湯船派です!毎日、湯船にお湯をためていますが、お湯の温度は、ちょっとぬるめにして1時間くらい浸かっています。
――ぬるめのお湯に浸かると自律神経が整うといいますよね。
加治 そうですね。女性にとっては、美容や睡眠の質に影響する自律神経の乱れは気になるところです。でも自律神経を整えることは、忙しい現代人には結構難しいのが現実。だからこそ、ちょっとした工夫で、自律神経を整えることがとても重要だと思うんです。
――お湯の温度の他に、バスタイムで工夫していることやこだわっていることはありますか。
加治 すぐのぼせてしまうのと、そんなにゆっくりお湯に浸かっていられないので、血行や発汗を促進する効果があるバスソルトは使うようにしています。
しっかり汗をかくと、入浴後の肌の爽快感も違います。また、身体のむくみもとれるので、翌日のボディラインやフェイスラインが変わってきます。特に歳を重ねると基礎代謝が落ちるので、むくみをとってくれるのはありがたいです。
お風呂に入る時間が限られている人ほど、バスソルトの使用はおすすめしたいですね。
美容効果が高まるお風呂での過ごし方
――入浴剤やバス用品に対して特別なこだわりってありますか。
加治 そんなに特別なものは使っていませんね。コンビニやドラッグストアにも置いてあるエプソムソルト(硫酸マグネシウム)です。
入浴用品はこだわりすぎず、いつでも簡単に手に入るものを使うようにしています。せっかくのリラックスタイムなのに、こだわりすぎたり、頑張りすぎて、疲れちゃったりしたら意味がなくなってしまいますので。
――バスタイム中に美容のために行っていることがあれば教えてください。
加治 太ももの付け根など、リンパ節のある場所にシャワーをあててマッサージして、リンパを流したりはしますね。あとは、時間を有効活用するために、シャンプー中に髪を洗いながら頭皮をマッサージします。
入浴するとお腹が温まるので、腸活にもよい影響があるのは言うまでもありません。湯船の中でお腹を軽くねじるようにストレッチを行えば、さらに効果は倍増しますよ。
――美容のための理想的な入浴時間ってありますか。
加治 例えば、憧れのモデルさんが毎日1時間以上入浴しているという話を聞くと、自分も頑張って1時間以上お風呂に入ろうと思っちゃいますよね。でも、いきなり長時間入浴すると、のぼせて、かえって体調を崩してしまうこともあり得るのでおすすめできません。
理想的な入浴とは心身に負担をかけずに入浴することだと思います。ですからご自分が無理なく、心地よいと感じるやり方が一番よい方法。結局、自分なりの入浴法を見つけることが大事だといえます。
そして、その方法はできるだけシンプルで、習慣づけられるようにしたいところです。どんなに疲れていても、毎日続けることが美容にとっては重要だからです。
――貴重なお話をありがとうございました!今回は、加治さんのバスタイムにクローズアップし、お風呂と美しさの関係について伺いました。次回は、タカギの新製品「キレイストシャワー」を試していただいた感想を、本音で語っていただきます!