水やりは大切だけどラクもしたい!便利な水やりグッズを見てみよう

ガーデニングは日々の生活に癒しを与え、私たちの生活を豊かにしてくれます。週末にゆったりと植物を眺めたり手入れを行うことがリフレッシュになったりする方もいるでしょう。
しかし、美しい花々を維持するには適度な水やりや肥料散布などこまめなお手入れが欠かせません。
特に夏場は水やりの頻度を高め、たっぷりと散水する必要があるため、できるかぎり手間を減らしたいと考える方も多いでしょう。また、夏場の水やりは自身が熱中症になる危険性もあるため、できる限り安全かつ効率的に行いたいところです。
本記事では、ガーデニングにおける水やりの負担を減らせる方法や肥料を便利に散布するアイテムをご紹介します。便利なアイテムを上手に活用し、無理なくガーデニングを楽しみましょう。

水やりはなぜ必要なのか

多くの植物は水やりが必要です。近年はエアプランツや多肉植物など水やりの頻度を抑えられる種類が増えましたが、依然として多くの植物には水分が欠かせないため、適切なタイミングで散水を行わなければなりません。

植物に水やりが必要な理由は下記の4点です。
・新鮮な空気を土壌に送り込むため
・土の中を綺麗にするため
・植物の内部を綺麗にするため
・植物の体温調節のため

第一に、水やりは植物が根付く土壌に空気を送ります。水の中にはナトリウムやカリウム、カルシウムやマグネシウムなど栄養素だけでなく空気も含まれており、植物は土壌にある根の部分からも呼吸を行うため、水やりを通して定期的に空気を送り込み成長を助けなければなりません。
土の中まで空気を送るのであれば「適度に掘り起こしてあげればいいのでは?」と考えるかもしれませんが、必要以上に土を触りすぎると植物を倒してしまったり、根を切断してしまったりする可能性があります。

次に、土の中を清浄に保つためにも水やりは欠かせません。植物も人間と同じように不要物を排泄します。植物は根の部分から排泄を行うため、土壌にはだんだん排泄物が溜まり、毒素が溢れかえってしまうのです。定期的にたっぷりの水を与えることで、土壌の毒素が流され、植物にとって快適な環境を整えられます。

また、植物そのものを綺麗にするためにも水やりは大切です。植物は常に外部にさらされているため、ホコリや黄砂、花粉などさまざまな物質を浴びています。不要なものが植物に積もると、正常な生育を阻み枯れや腐敗の原因になる可能性も否定できません。水やりで葉や花びらの汚れを洗い流し、綺麗な状態を保ちましょう。

最後に、水やりは植物の体温調整の役割も担います。植物には本来「蒸散」という体内の水分を蒸発させ、放熱するしくみが備わっていますが、その働きだけでは不十分です。そのため、水やりを行い植物の体温調整を助けることが大切になります。
植物の水やりには乾燥を避けるだけでなく、成長を助ける意味も含まれています。植物にあった水やりのタイミングを把握し、必ず行ってください。

水やりタイマーなら放っておいても安心

植物に水やりが欠かせないとわかっていても、仕事や家事でなかなか水やりできないという方もいるかもしれません。水やりが難しかったり忘れがちになったりする場合は、便利な水やりタイマーの活用がおすすめです。
タイマーを使えば、水やりを自動で行えたり適量を植物に与えられたりするメリットがあります。普段の水やりはもちろん、出張や旅行で自宅や会社を空ける際におすすめです。

水やりタイマーには、下記の機能があります。
・水やりの間隔や散水時間を設定できる
・降雨時は察知して水やりを止める

自分が好きな時間に設定できるだけでなく、降雨をセンサーで感知できるため、不必要に水を使ったりあげ過ぎを防いだりする効果があります。
特に、タカギの「かんたん水やりタイマースタンダード」であれば、誰でもセットが簡単に行えるためおすすめです。機器を蛇口に取り付けて、大きめのボタンで時間設定を行うだけですぐに使用開始できます。また、本体は乾電池式のためコンセントがなくても使用可能です。
さらに、「かんたん水やりタイマー雨センサー付」であれば、付属の雨センサーが降雨を察知して雨の日の水やりをストップできます。商品の購入後のサポートも万全で、別途修理サポートも実施。自宅にプランターや花壇をたくさん持っている場合や、自治体の花壇や会社の花壇におすすめの商品です。

かんたん液肥希釈キットは手持ちで簡単に液肥を散布できる

水やりと同時に注意したいのが肥料の散布です。どれだけこまめに水やりをしていても、植物にとって必要な栄養が足りていなければ枯れてしまったり痩せ細ってしまったりする原因になりかねません。

肥料が果たす役割は、以下の通りです。
・足りない栄養を集中して補う
・より美しく育てるため

肥料がない状態でも植物は自然の力を借りて育ちますが、プランターや花壇で囲って栽培している場合はどうしても栄養が足りない状態になります。たとえば、土壌の肥やしとして必要な落ち葉や動物のフンなどを人間が取り去ってしまうと、生態系のリズムが壊れかねません。また、野菜や果実などをより美味しく大きく育てたい場合、栄養を追加する必要があります。
特に、品種改良されたものは特別に栄養付加が求められるケースが多いため肥料散布が欠かせません。

肥料は液体のものと固形のものがありますが、固形のものは扱いが難しかったり保存に手間がかかったりするため、効率的に肥料散布したい場合は液体がおすすめです。中でも希釈タイプはコストパフォーマンスが良いためお財布に優しいのが特徴。しかし、希釈量の調整が難しいのがデメリットです。

たとえば、肥料を1000倍に薄める場合は専用のボトルを用意したり毎回測ったりすることに手間を感じるかもしれません。特に、肥料は人間にとってあまり良くない成分が含まれるため、適切な管理が大切です。

簡単に液肥を散布したい場合は、希釈キットがおすすめです。希釈キットであれば手持ちのボトルを装着するだけで、正しく希釈し散布できます。希釈する手間を省ける上、広範囲に一度に拡散できるため植物に必要な栄養素をしっかり届けることが可能です。

希釈キットはさまざまな商品がありますが、タカギの「かんたん液肥希釈キット」がおすすめです。こちらの商品は園芸肥料メーカーである株式会社ハイポネックスジャパンとの共同開発商品。ハイポネックス原液を本体にセットするだけで、自動で約250倍に希釈されます。

実際の口コミでも、「非常に簡単にセットできて扱いやすい」「液肥を散水するのに便利」と好評です。
本体は738グラムととても軽いので、女性や力に自信がない方でも手で無理なく散布が行えます。また、使用後のメンテナンスも水道水をとおしてゆすぐだけと簡単です。これまで行っていた液肥の希釈や大きなジョウロでの散布も希釈キットなら楽。なお、こちらの商品は、ハイポネックス原液の800ml・450ml・160mlボトルに対応しています。

まとめ
植物は癒しを与えてくれる反面、定期的な水やりや肥料の散布など手間がかかります。自分で手入れするからこそ愛着がわきますが、炎天下の中での水やりなど、大変に感じることもあるかもしれません。特に近年は地球温暖化で酷暑が目立つため、自分の身を守るためにも水やりの工夫は大切です。
ガーデニングを楽しく続けるためには、便利な水やりグッズの活用がおすすめです。
今回ご紹介した水やりタイマーや液肥希釈キットは、メンテナンスも簡単で、作業を手助けしてくれます。便利グッズを活用し、自慢のプランターや花壇を美しく保ちましょう。

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