家事の中でも「掃除が苦手。面倒に感じる」という人は少なくなくありません。
そこで、タカギの浄水器ユーザーで、汚れ落とし研究家として人気の茂木和哉さんが、掃除をラクにする極意を伝授。洗剤や掃除道具選び、掃除への考え方など、目からウロコの心得を教えてもらいます。
また、ザラザラ汚れにはサンポールのような酸性洗剤、生き物汚れにはハイターや強力カビハイターのような漂白剤が効きます。
汚れのタイプ別に洗剤を用意しておくとよいですね。
洗剤の種類や数を絞ることで、早く使い切ることができるので、いつも新しい洗剤を使うことになります。そのほうが汚れ落ちもよく、掃除の労力を減らすことにつながるのです。また、洗剤を購入するときは、商品が早く回転しやすい繁盛店で買うのがおすすめです。
茂木さんが開発し、自身の名前をつけたオリジナル洗剤「茂木和哉」。弱酸性タイプのクレンザーで、浴室やキッチン、トイレなど、様々な場所の水垢やこびりつき落としに大活躍します。
●割り箸…キッチンペーパーを巻き付けて輪ゴムで止めると自作ブラシに。排水口やサッシの溝など狭い場所の掃除に。
「やる気スイッチ」を逃さない工夫を
汚れの種類に合わせた洗剤や掃除しやすい道具が揃ったら、あとは掃除をしやすくなる環境を整えるようにしましょう。
最初に考えたいのが、床にものを置かないことで、掃除をしやすくすることです。
リビングはもちろん、浴室やトイレなども床に掃除道具や洗剤が並んでいると、それだけで掃除しようという気持ちが失せてしまいますよね。そうならないためにも、洗剤や掃除道具を必要以上に、家の中に持ち込まないことが重要になってきます。
ちょっとした汚れに気づいたらさっと掃除がしやすいと、掃除が苦ではなくなる。そんなふうに、小さなやる気スイッチを逃さない環境づくりを心がけるといいですね。
ときには新商品やいつもと違う洗剤を使ってみるのもいいでしょう。「うちはこのスタイル」という掃除術があるのは簡単でラクなんですが、飽きてしまったりすることも。
新しい洗剤を試してみたら使いやすかったということもあるでしょうし、たとえ思ったほど汚れが落ちなかったとしても掃除を新鮮な気持ちでできたりします。いつもは和食でもたまに洋食を食べたらおいしいと感じるように、ちょっとした新しい刺激が、掃除にワクワクをもたらしてくれます。
掃除は「大変なもの」「つらいもの」であってはならないと思います。「汚れが落ちてピカピカになる」ことと「簡単でラク」は両立することができます。掃除がラクになれば、そこに幸せがやってくる。そう信じて、今日も掃除術と洗剤の開発に邁進しています。皆さんもぜひ、できるところから試してみてください。