地球の水を守るために、今日から私たちができること【生活排水対策編】

一度汚れてしまった河川や湖沼の水をきれいにするのは、容易なことではありません。だからこそ、良好な水質を保つために、日常生活で水を汚さないよう心掛けたいですね。

水質汚染防止のためにできるアクションの1つが、前回の記事でご紹介した、生活排水を少なくすること。

今回の記事では節水以外に、簡単に取り入れられる5つのアクションをまとめました。一人ひとりの行動は小さくても、多くの人が行動すれば効果は大きくなるものです。今日から早速、はじめてみませんか?

地球の水環境を守るために。
今日からできる5つのアクション
Action 1 
生ごみは排水口に流さない
Action 2 
洗剤は化学物質の入っていないものを使う
Action 3 
洗剤は適量を使用する
Action 4 
食器洗い用のスポンジを天然素材のものに替える
Action 5 
マイクロビーズ入りの洗顔料・歯磨き粉はできるだけ使わない

Action 1 
生ごみは排水口に流さない

キッチンの排水口にはストレーナー(ごみを取り除く漉し網)をつけて、ごみが流れないようにしましょう。

もちろん、ごみそのものを少なくすることも効果大。食べ残しが出ないよう、料理は作り過ぎないように心がけたいものです。

Action 2 
洗剤は化学物質の入っていないものを使う

台所用洗剤や洗濯洗剤は、水質に影響を与える成分が入っていないものを選びましょう。

シャボン玉 台所用せっけん
合成界面活性剤や香料、着色料、酸化防止剤を使用していない無添加せっけんで、手肌もしっとり。食器はもちろん、まな板やスポンジ、ふきんまでこれ一つでしっかり洗えます。排水された石けんは、短期間で水と二酸化炭素に生分解されるので、環境にもやさしい商品です。

Action 3 
洗剤は適量を使用する

化学物質が入っていない洗剤を使っていたとしても、水環境への負荷を考えれば、洗剤の使用量は少ないに越したことはありません。

例えば、食器洗いの際には、油汚れを拭いてから洗うようにします。そうすることで洗剤の量を抑えることが可能です。

また、食器洗いや洗濯の際、洗剤を規定量より多く使っても、より汚れが落ちやすくなることはありません。パッケージの記載を参考に、適量での使用を心がけましょう。

Action 4 
食器洗い用のスポンジを天然素材のものに替える

プラスチック製のキッチン用スポンジは、使っているうちにちぎれた部分がマイクロプラスチックとして排水に紛れ込む可能性があります。

セルロースやへちまなど、微生物によって分解される天然素材由来のものを使うのがおすすめです。

セルローススポンジは、パッケージの表面や裏面の「材質」欄に記載があるので、簡単に見分けることができますよ。

Action 5 
マイクロビーズ入りの洗顔料・歯磨き粉はできるだけ使わない

洗顔料や歯磨き粉などに研磨剤として使われているプラスチック製のマイクロビーズ。排水とともに海に流れ、生態系に悪影響を与えることが懸念されています。

マイクロプラスチックが海洋に与える影響を考えると、マイクロビーズ入りの洗顔料や歯磨き粉の使用は控えた方がよさそうです。成分表示欄に「ポリエチレン末」「ポリエチレン」「ポリプロピレン」と記載があったら、マイクロビーズが含まれている可能性が高いのでチェックしてみてくださいね。

本記事では、地球の水を守るためのアクションをご紹介してきました。私たちが使った水は循環し、いずれ他の誰かや生物のもとに届きます。排水を減らしたり、できるだけ水を汚さない心がけで、私たち自身の健康や、海や河川の生態系を守っていきましょう。

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