タカギ研究所ってどんなところ? 研究所の仕事を所長にきいてみた!
文/JUNERAY(ジューンレイ)
毎日使っている水のこと、実はよく知らないままにしていませんか?
そんな「水」にまつわるさまざまな疑問に答える、タカギ研究所のエキスパートにきく連載企画がはじまります!
初回となる今回は「タカギ研究所」をご紹介。日々行われている水の研究が、どのように製品や暮らしの安心につながっているのか、所長の原さんと一緒にのぞいてみましょう!
登場人物紹介
水ノ内さん
タカギの浄水器を愛用している主婦。毎日の料理や飲み水など、家族の暮らしを支える「水」に関心を持っている。当たり前に使っている水道水のにおいや安全性が気になると、つい調べたくなるタイプ。
水くん
水について疑問や不安があるときに現れる、水の妖精さん。家庭の水の安全について、とても興味があるみたい。タカギの社員顔負けの知識を持っているとか…?気になることがあると、どこからともなく現れるのが特技。
研究所 原所長
タカギ研究所の所長で、水に関するいろいろなことを熟知したエキスパート。 今回はタカギの歴史や、研究所がどんなところか案内してくれるそう。ちなみに趣味はサウナ巡りと猫のお世話。研究の顔とはまた違った一面も持っている。
この前、水くんがいってた水の”エキスパート”紹介してくれるって話どうなったの?いつも急に呼び出すから家掃除したのに…
そうだった!アポはとってあるよ!さっそく、ぼくと一緒にタカギ研究所に行って、実際の研究現場を見てみようよ!
ここは福岡県北九州市のタカギ本社工場にある、タカギ研究所だよ!
えぇ、ほんとに研究所まできちゃったんだ!?水くんってほんとに何者……。
私はタカギ研究所の原といいます。日々お水や浄水器にまつわるアレコレを研究し、タカギらしいものづくりを支えています!ちなみに趣味はサウナ巡りと猫のお世話です。
待って待って水ノ内さん。まずは一緒に研究所を見学して色々教えてもらおう!
蛇口一体型浄水器のパイオニア!タカギ研究所ってどんなところ?
まずは簡単に、タカギはどんな会社かについてご説明しますね。
タカギは1961年に創業した会社で、当初は金型の開発を行っていました。
金型製作に取り組む創業者の髙城寿雄
ええ、当初はプラスチック製品を製造するための「型」を造っていたんです。
今はありふれたプラスチック製品だけど、当時はまだ新しい素材だったらしいよ〜。
水にまつわる製品開発が始まったのはオイルショック後の1979年からで、散水用のホースなどを造りはじめました。
当時からイノベーティブな会社精神があったおかげで、ホースから出る水の形を変える"散水ノズル"を開発するなど、DIY文化を広める後押しをしたんです。
散水事業のきっかけとなったロングセラー、初代ノズルファイブ
今でこそシャワーみたいに水が出る散水ノズルは当たり前だけど、当時は革新的だったんだ!
へえ〜、そんな昔からお水にまつわる開発をしてきた会社なんだ!
1999年には、ついに浄水器の事業が始まりました。
「蛇口と浄水器、ひとつになればいいのに」というお客様の声がきっかけで、業界初となる蛇口一体型浄水器をつくり、より安心・安全に水道水をご家庭に届けられるよう今日まで研究・開発を続けています。
たしかに、私の子どもの頃は蛇口一体型の浄水器ってなかったかも。そう考えると便利になったんだね~。
タカギはガーデニングや、毎日のお水の「常識」を変えてきたんだね。
研究所の役割は、不確実性が高いテーマを解明していくことです。やわらかく言い換えると、「まだよく分かっていない物事のしくみを紐解く場所」ですね!
えっ、じゃあ「研究」だけれど製品をつくっている部署とは違うってこと?
いい質問ですね。製品を具体的に設計し、形にしていくのは“開発部”の役割です。
私たち研究所は、その土台となる技術やデータを生み出すチーム。たとえば「こうすればもっと除去できるはずだ」という仮説を立てて実験し、根拠を積み重ねていきます。その成果をもとに、開発部が製品として仕上げていくんです。
研究所が“答えのヒント”を見つけて、開発部が“カタチ”にするんだね!
まさにそういうことです!研究がうまくいくと、日常生活で便利に使える製品が増えていきます。たとえば「ウルトラファインバブル」というごく小さな泡を使って家事や健康・美容をサポートする製品では、その効果を裏付ける新たなエビデンスを示すことで、新商品の開発に私たちの研究が活かされています。
つい最近新発売になった商品も研究が活かされてるって聞いたよ!
よく知ってるね!ウルトラファインバブルが掃除や植物の生育をサポートすることがわかり「バブルコネクター」が誕生しました。この件に関してはまた今度詳しくお話しますね!
今までの浄水器や散水用品を更に便利にするだけじゃなく、水質の変化など将来お客様が不安に思うかもしれない課題を解決する方法を模索するのも研究所の仕事です。
すでにある製品をさらに便利にするだけじゃなく、新しい問題も先取りして解決しようと頑張ってるんだね!研究のお仕事ってなんだかかっこいい〜。
研究って、具体的には地味な作業ばかりですし、9割以上は失敗の連続なんです……。
えっ、そんなに!?普段はどんなお仕事をしているの?
たとえば「浄水カートリッジに使われる素材の候補がAとBあったとして、Aの方がこういう特徴があるから、より効率的に水をきれいにできるはずだ!」と仮説を立てて、それを実証するために実験してデータを集め続けます。絶対にこれならうまくいく!と確信があっても結果はハズレだったり、全く予想外のポイントでうまくいってしまって、理由がわからず首をかしげたり……(笑)。
想像するだけで大変だ〜!ぼくだったら心が折れちゃいそう……。
何百回も実験を繰り返して、そのうち数回うまくいったらいいな、くらいの地道な作業です。だからタカギ研究所メンバーは、トライアンドエラーを繰り返せる、強いメンタルをもった人が多いですよ!
そんな大変な研究の積み重ねで、新しい製品が生まれているんだ。何気なく使っていた浄水器だけど、これからもっと注目していくことにする!
「研究」というのは、すぐ製品になるテーマばかりではありません。目の前の商品開発とは少し距離があるけれど、「10年後の安心」を支えるのも研究所の大切な役割なんです。
僕たちは「タカギらしく、皆さんの生活に潤いを与えること」を大きな目標にしています。
お水にまつわる技術にはまだまだ新しい発見がありますから、「水のタカギ」と言っていただけるように、これからもよりよい製品づくりを目指して取り組んでいきます!
タカギ研究所・所長の原さんから、タカギがお水にかける熱い思いを伝えられた水ノ内さん。無事にお友達の水原さんに、タカギ製浄水器の推しポイントを伝えることができたみたいです。
次回は、水道水の安全性について、水のエキスパートに一歩踏み込んで教えてもらいます!
Profile
文/JUNERAY(ジューンレイ)
フリーライター、飲料開発者。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート、SAKE DIPLOMA、JCBA認定ビアテイスター。清涼飲料水や飲食店のドリンク開発に携わる一方で、大手酒メーカー主催のイベント監修等も行う。元花屋。
関連記事